イラストレーターで木目調のテクスチャを自作で作るチュートリアルを今回はご紹介!
自分で描き方をマスターすれば、木目の画像を探す手間やライセンスフリーかどうかを確認する時間を節約できますよ。
写真素材を探すときって案外時間がかかりますからね。
それに解像度は使う基準に充分対応しているか確認したり、ダウンロードは会員登録した後にできるとか、いらない手間を省きたいという方にぜひおすすめっ!!!
しかもイラストレーターだけで素材を作ったときに画像を配置したりするとそこだけが写真で残りはイラストだと逆に浮いて見えたりしますからね。
レイアウトのテイストを統一する事でデザインテクニックのレベルアップをサクッと上げる事ができます。
イラレで木目調が作る事ができれば、全体のイラストの雰囲気とマッチするので使いやすかったりもしますからね。
考えているよりも、以外と簡単な手順でウッドテクスチャを作る事ができるので、このチュートリアルを参考にしてみてくださいね。
イラレで自分で作る木目調テクスチャのチュートリアル
木目調は、デザインをしているといろいろな所で使う機会が案外多いんですよね。
タイトル回りにつかったり、背景に使ったり、見出しのアクセントに使ったり、間取りを間取りを描く時なんかはとっても重宝します。
というわけで、そんなよく使う木目調を自前でやってしまおうという感じ。
このウッドテクスチャチュートリアルなら、ベクターデータなので解像度やサイズ、ライセンスを気にせずに使い倒すことができますよ!!
これでウッドテクスチャをウェブ上から無数にある画像を検索して、使えるか検証する作業が無用になりますよ。
そんなわけで、さっそく木目調テクスチャチュートリアル開始です!!!
ステップ1
茶色の塗りのオブジェクトを用意して、そのオブジェクトをコピーして茶色のオブジェクトの前にペーストします。
コピペした方を縮小変形します。
画像ぐらいの比率で良いです。
コピペしたオブジェクトにメニューの「効果」から「スケッチ」の「グラフィックペン」を指定します。
- ストロークの長さ…15
- 明るさ、暗さのバランス…2
その後はこのオブジェクトをメニューの「オブジェクト」から「アピアランスの分割」」を選択しておきます。
ステップ2
アピアランスの分割をした後は、そのオブジェクトに「画像トレース」をかけていきます。
コピペしたオブジェクトを選択して画像トレースパネルでカスタム設定をしていきます。
- プリセット…カスタム
- 表示…トレース結果
- カラーモード…白黒
- しきい値…128
- 詳細…50%
- コーナー…50%
- ノイズ…1px
- オプション…ホワイトを無視
上記のように設定します。
上記の設定をしたら、トレースをかけたオブジェクトを下にある茶色のオブジェクトよりも大きいサイズにします。
するとー、下記のような画像みたいになります。
そして、このままでは黒色が目立つので茶色の濃い色味に変えましょう!
続いてこのかすれたオブジェクトを前面にコピペして、色を薄く設定して反転させます。
このかすれたオブジェクトのどちらにも透明設定の乗算の設定をかけておきます。
ステップ3
かすれたオブジェクトを反転させた後はストライプのオブジェクトを用意します。
このストライプのオブジェクトに透明効果の乗算を指定して、20%の透明に設定します。
ステップ4
次に収縮ツールを使って少しラフなイラストタッチにしていきましょう!!
ツールオプションの設定はサイズによってまちまちなので、任意に設定してください。
続きましてー、今度はうねりツールを選択しましょう。ポイントは幅と高さをそろえないことです!!
収縮ツールを使って、整った縦のラインを崩していくように収縮させていきます。
この時に強さが足りない場合は任意の数値に変えて使ってみてくださいね。
その後は、うねりツールを使って木の年輪のうねりをつけていきます。
今までの行程でこんな感じになっいると思います。
ステップ5
背景の茶色以外のオブジェクトを選んで、「効果」の「パスの変形」の「ラフ」でイラストのタッチを自然な風合いにしていきます。
ラフの設定をすることで自然な感じの筋になっていると思います。これで完成です!
このテクスチャを使ってフローリングを作る事もできます!
キャッチ画像にも使ったように文字にも応用できますよ!!
イラストレーターで自作の木目調テクスチャのまとめ
イラレでウッドテクスチャを作る際のポイントとしては、
ステップ2の画像トレースの数値を変化させることによって木目の筋の入り具合が変わってきますので、
いろいろと試してお好みの味のあるウッドパターンを作ってみてくださいね。