今回はイラストレーターCCでも文字に立体感を出すチュートリアルになります!
10秒から1分間ぐらいのひと手間加えるだけで文字の立体感を2割〜4割ぐらいアップさせることができます。
文字だけでなく他のオブジェクトにも流用できるテクニックなので、ぜひ覚えてどんどんレベルアップしてみてくださいね。応用をきかすことでタイトルからアクセントになる小見出しにも使うことができますよ。
簡単に文字を立体的にできる2つの方法
文字を立体的にする方法はいくつかありますが、今回は「3D効果」と「変形効果」を使って文字を立体的にするチュートリアルをご紹介します。
アウトラインをかけずに文字に立体感を出すので、あとあと調整や流用がしやすいデータ制作にもなるので覚えておいて損はないですよ!
1.「3D効果」を使って立体的にする方法
まずは簡単にできる方法をご紹介します。
立体的なグラフや地図の建物をつくるときにも活躍する「3D効果の押し出し・ベベル」をつかって文字に立体感を出していきます。
初めに文字ツールで立体的にしたい文字をうちましょう!
文字を選択したまま、「効果」の「3D」から「押し出し・ベベル」を選びます!
すると、下記のような3D効果の設定ウィンドウが出てきます。
そのウィンドウ上で立体的にしたい文字の角度・回転の向きを好きなぐあいに選ぶことができます。
ウィンドウの左下に「プレビュー」のチェック欄があるのでそこをチェックしてプレビューを見ながら、調整するのがおすすめです。
この3D効果で文字を立体的にするときには、複雑なフォントは避けたほうがいいですね。
複雑な漢字などを立体的にすると奥行き部分がうまくレンダリングできずに、一部分が欠けた状態になる場合があります。
押し出しの奥行きも適度に50から200ptぐらいが使いやすいかと思います。
ちなみに先ほどの3D押し出し・ベベルオプションのウィンドウには「詳細オプション」があり、そこをクリックするとさらに立体的なエフェクトの詳細設定ができるようになります。
上記の画像では光が当たる角度も選べて、それにより3Dにする文字の色合いも変化させることができます。
環境光やハイライトの強さも選べるので、お好みで調整してみてください。
この時も左下のプレビューにチェックを入れて、プレビューを見ながら調整してみてください。
それで3D効果をかけた文字がこちらです!!
奥行きの部分の色は「詳細設定」の「陰影のカラー」から選択することもできるので試してみてください。
2.「変形」と「アピアランス」を使って立体的にする方法
つぎは「アピアランス」と「変形」を使って文字にインパクトのある立体感を出していくチュートリアルです。
フラットな色で立体感を簡単に出すことができるので、ポスターやチラシのタイトルにも使える技です。
ビビットなカラーで作ればポップなレイアウトに仕上げることも可能です。
まずは立体感を出したい文字を用意しましょう!
そして、「アピアランス」の「オプション」をクリックします。
「アピアランス」の「オプション」から「新規塗りを追加」を選びましょう。
すると新しくアピアランス内に新しく塗りが追加されます。
その後は追加された「塗り」のアピアランスレイヤーを「文字」レイヤーの下に移動させましょう!
そして、「アピアランス」内の追加した「塗り」のレイヤーを選択してアクティブにしておきます。
続いて「効果」から「パスの変形」の「変形」を選びましょう。
そうすると「変形」のウィンドウが出てきます。
ウィンドウで「移動」の水平方向と垂直方向を入力しましょう。
小さいですが左下のプレビューの上に立体的にするベースの位置を選択できる箇所があるので見落とさないようにしましょう。
そしてコピーを今回は10回と入力します。
するとこんな具合に文字を立体的にすることができます。
応用をすればフチあり文字に適用すればさらにインパクトある文字にすることができます。
アピアランスに新しく「線」を追加して最初に付けた「線」の下に移動させます。
イラレCC 文字 立体的チュートリアルのまとめ
以上、イラストレーターCCで文字を立体的にする2つのチュートリアルをご紹介しました。
昔は文字を立体的にするにはアウトライン化してから、いろいろと加工しなければいけなったのですが、今では文字のまま効果を付けることができるので、後で文字を変更することができるので便利になりましたね。
もちろん文字だけでなくオブジェクトにもこの方法は適用できるので、使ってみてください。
ちなみに今回のチュートリアルで使用したフリーフォントは「森の中の猫の小屋」さんになります。
インパクトがあってタイトルにも超使えるのにフリーフォントなのでありがたいです。
そしてキャッチ画の吹き出しはフキダシデザインさんです!
もはや吹き出しの無料素材としては定番のサイトになりますので、まだチェックしていないのであれば必見です!!