Photoshopの使い方 超基礎編のモアレ除去を紹介したいと思います!!
デザインの現場でよく見かけるモアレ。
写真データが手に入らずやむをえずスキャニングした画像を使う場合、モアレ除去をしないと綺麗に印刷できないですよね。
はじめからクライアント画像データを完璧に揃えておいてくれれば、こんな作業はないんですけど。。。。
ひどい時はプリントした画像をスキャンしなければいけない時だってありますからね。
もはや画像がよくわからないような原稿を平気で渡されてもね〜〜(はぁ〜、ガックシ。)
Photoshopの超基礎的な使い方ですけど、これからフォトショップを使うという方、趣味で使うという人も覚えておいて良いかもしれませんね。
印刷物で見かけるモアレとは???
印刷はインクを網点状にして絵柄を表現しています。
この時、印刷面はこのインクの網点が規則正しく並んでいます。
このときに、細かい網点が重なることで新たな斑点が出現してくる状態のことをモアレといいます。
なぜモアレが印刷では起きるの?
モアレができる原因としては、仕上がり原寸を考えずに画像を拡大縮小し、解像度の変更をするとモアレを引き起こしてしまいます。
他にもグレーの画像のアンチエイリアス(画像を滑らかに見せるために若干グラデーションをかける処理)がかかっていることで、印刷時にグラデーションの部分のグレーの色味がなくなり、網点がはっきりとしてきてモアレを引き起こす原因となります。
またこの他にも、グレーで塗りつぶしたオブジェクトに網点のスウォッチやグラフィックを加えるとモアレが発生してしまいます。
Photoshopの使い方 基礎 モアレ除去チュートリアル!
スキャニングした画像がすんなり綺麗で使えればうれしいことですが残念ながら、そううまくはいきません。
そんな時こそ、このPhotoshopの使い方を覚えてサクッとモアレ除去してください。
まずモアレ除去前と除去後の画像比較!!
上がモアレ除去前で下がモアレ除去後です。
画像がものすごく綺麗になったとは言いがたいですが、モアレの写真よりはいい感じ!!
モアレ除去!スタートっ!!
まずはモアレの画像をPhotoshopで開きます!
そして【フィルター】の【ぼかし】から【ぼかし(ガウス】を選びます。
画像のモアレの斑点が消える程度ぼかしたらOKを選択。
次に【イメージ】の【画像解像度】を選びます。
そして【再サンプル】と書いてある左のチェックボックスにチェックを入れます。
その後は、【再サンプル】の右の【自動】と書いてあるところを選択して【バイキュービック法-シャープ(縮小)を選択します。
そしてそして、【解像度】を元の画像の半分の解像度にします。
これでOKを押します。
これで画像が眠くならない程度のシャープさであれば、完成です。まだシャープネスが足らない場合は【フィルター】の【シャープ】から【アンシャープ】を選んで適量シャープにします。
この時に、シャープが強すぎるとモアレがまた見えてくるので注意ですよ!!
再度、モアレ除去前と除去後を比較してみます!!今回は全体像でみてみます。
上がモアレ除去前で下がモアレ除去後です。もとの画像があまり良くないのですごく綺麗とは言いがたいですが、モアレの斑点は消えてますよね。
Photoshopの使い方 モアレ除去チュートリアルのまとめ
デザイン現場では画像データが無いから、これでお願いって紙原稿を渡される時にこのモアレを覚えておいたら余裕ですね。
スキャンマシン自体にモアレ除去の機能が付いたものもあるのでそちらを使うのも良いかと思います。
いや機械には任せてられないって思ったあなたはこちらを試してみてくださいね。